ドラマがある高校野球
野球はプロアマ問わず筋書きのないドラマと言われ名勝負が多いスポーツになります。感動、興奮、奇跡など、試合が終わるまで何が起こるか分かりません。中でも高校野球は、10代のスポーツでは1番盛り上がる競技になります。1年に2回、春と夏に開催される全国大会は、多くのファンが甲子園に集います。高校野球の魅力として、逆転試合が多い特徴が見られます。
9回最終回まで負けていたチームが、奇跡の逆転勝ちで感動を与えてくれる事があります。過去には、6点差をひっくり返した学校もあり歴史に残っているようです。最後まで諦めない戦いは、見る人を魅了してくれます。また、記憶に新しい試合では、延長15回戦って決着が付かなく再試合をしたケースもありました。
長い試合を炎天下の夏に行うだけでも大変で、猛練習をした成果のたまものです。面白いと言われるベスト8からの試合は、全国の名門が勝ち残り優勝を目指します。レベルも一つ上がり、ファンは注目して試合を見るようです。汗、涙、青春など、感動をもらえるスポーツとして今年も名勝負が期待されます。
試合以外では、応援の練習や演奏などで盛り上げる高校も多いです。
初出場、古豪、名門など、甲子園出場へ向けて各学校は熱く燃えているはずです。
高校野球の応援
高校野球で盛り上がるのは、選手の全力プレーもさることながら、各チームの応援もなかなかの見ものです。
特に甲子園での各学校応援席、「アルプス席」での応援風景は、その学校を象徴すると言っても過言ではありません。
工夫を凝らした看板を利用したり、デカいメガホンを用意したり、応援グッズは様々ですが、中でも吹奏楽部やブラスバンドの音楽に合わせて応援歌を歌い、それに合わせてダンスをしたり振り付けをしたり、面白い応援が多数、見受けられます。若い世代の才能をフルに生かしたような楽しい応援は、グラウンドでプレーする選手はもちろん勇気づけられますが、見ている観客の目も引きます。
昨年の滋賀学園の応援はあまりにも面白いダンスによる応援で、その映像がyoutubeにもアップされて話題になっています。
また、KKコンビ時代のPL学園の応援は、音楽に合わせてパネルをひっくり返し「PL」という一文字を作るもの。これもまた有名な映像であり、今でもこの応援を真似している学校も少なくありません。
番カラ風な応援団長を配置して、本格的な応援団スタイルで応援するチームもあります。
よく取材カメラが応援風景を抜きで取っていますが、それだけ高校野球の応援が視聴者にとっても面白いシーンなのかもしれません。